６２年の歴史を誇る十日町青年会議所（以下、十日町ＪＣ）は、明るい豊かな社会を築き上げるために、情熱ある先輩諸氏の高き志のもと運動してきた団体であります。その想いを引き継ぐ現役会員も志高く活動を続けてはいますが、過去には１００名を超える会員数が現在は４分の１にまで減少しております。会の衰退は地域の衰退、人口減少へと繋がると考えます。長きに亘りこの地域にとって必要とされてきた十日町ＪＣを存続させることが、会員の義務であります。会員拡大とは至って地味な印象を受けますが、会の存続と地域を活性化させる大きな運動を行うためには必要不可欠な活動です。
十日町ＪＣに入会してまだ経験の浅い私ですが、入会し学んだこと、得たものが沢山あります。家庭も職場も違う環境の若者が集まり、利害関係なく地域に貢献するため運動をしてきました。その中で切磋琢磨し尊敬できる先輩や仲間から良い影響を受け、自己成長し社会から必要とされる人材となることが地域の豊かさに繋がると気づきました。この学び舎とも呼ばれる青年会議所の素晴らしさを多くの若者に伝えたい気持ちが大きくあり、この気持ちを伝えることで会員数が増え、より運動が大きく広がり地域活性に貢献できます。
この地域だけでなく全国的に若者の減少により地方の衰退が問題となっております。衰退による利便性の悪化により若者の地方離れの加速が懸念されています。その状況下で私たち会員拡大特別委員会は新入会員目標人数を１０名とし、毎月委員会を開催しながら２０１８年度から十日町ＪＣ、雪国ＪＣ、魚沼ＪＣ間で行われている合同拡大会議にも積極的に参加します。他ＬＯＭから刺激を受けつつ意識を向上させ、会員全員と情報共有し若者一人ひとりに合った面会の手法を模索しながら活動します。これを継続的に行い青年会議所の魅力を伝え続けることで会員を増やす「増」と、新入会員を支える心を忘れずにしっかりとフォローしながら共に活動し、向上心をもった青年へと共に成長し合う「強」の両輪で進めてまいります。「継続は力なり。」この言葉を基に地に足をつけ、越後妻有地域の一人ひとりがより豊かになることを目指します。