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2010年度 社団法人十日町青年会議所 理事長所信
高橋 豪 理事長

第54代理事長 高橋 豪

基本理念

“輝く志”を胸に掲げ
笑顔あふれる地域の未来創造へ


はじめに
 この素晴らしい地域のために、創立より現在に至るまで多くの先輩諸兄が「明るい豊かな社会」を願い、率先してまちづくりを行ってまいりました。この誇るべき地域を未来の子どもたちへ繋げるべく、そしてより一層愛される地域とするために、青年としての責任を自覚し進化することに挑戦する社団法人十日町青年会議所(以下、十日町JC)の運動がこれからも求められています。
 その実現のため、多くの大切な仲間とともに“輝く志”を確立し、地域と共に歩むことが必要であると考えます。
 輝く志とは、個々のこれだけは貫き通すといった覚悟や決意、確固たる信念などの行動・判断基準のことであり、それを自分の胸にしっかりと堂々と掲げ、自信と誇りを持ち迷うことなく邁進しましょう。輝く志のもと与えられた使命を全うし、笑顔あふれる地域の未来を創造します。


 自分づくりから始まるひとづくり
≪地域経済の活性化≫

 我々は、活動するための会議体として存在し、行動によって地域社会に影響を与える運動体として機能しています。そして、会に送り出して頂いている会社・企業側の目的は、青年経済人として地域・社会・企業の指導者となるべく育成を求めているはずです。
 我々はメンバーである以前に、企業経営にも携わるものであります。企業があってJC運動が出来るのであって、JCに在籍しているからこそ企業をより発展させ、地域経済を活性化させる責務があると考えます。企業の業績を上げることのみを目的とするのではなく、地域社会と共に生き積極的に地域貢献活動を行うことで、企業価値を高める努力が必要です。先行きが見えない厳しい経済状況の中、青年経済人の元気なくして、地域の活性化はありえません。明るい未来を切り拓くべく、意欲ある青年が自らの資質を向上させ、地域経済へ元気を伝播します。

≪学び舎としての組織≫
 「何のために」JCに入会しているのか考えたことはありますか。まちをより良いものにするため、自己修練のため、仲間づくりのため・・・その全ての思いは、決して間違いではありません。例えきっかけが自分だけのためであっても、JCを通して個という基礎をしっかり作り、そこから、地域社会の豊かさの大切さに気づき、率先して行動すればよいのです。
 まず、JC活動が有意義なものとなるために、JCとしてJAYCEEとしての使命・目的を明確に理解することが必要です。この基本の部分を疎かにしてしまっては、JC活動自体が成り立ちません。入会間もないメンバーだけでなく全てのメンバーへ向け、活動の目的・意義を明確に持ってもらい事業に参画していただき、組織として意識を変える契機とし全体の活性化に繋げます。
 メンバー一人ひとりが高い志と素直な心を持ち、明確な目的意識を持って参画しなければ得るものは多くありません。JCに入会したからこそ、多くの素晴らしい仲間ができ自分自身が大きく変わった、JCに入会したからこそ、自分自身の資質を向上することができたと、胸を張って言える組織にしていかなければならないのです。貴重な時間とお金を費やし活動しているのですから、自分を支えてくれているすべての人に感謝の気持ちを持ち、自らの資質を高めると同時に社会へ、企業へ、家庭へと自らの行動で還元していく責務があるのです。


進化と継承による色あせない継続事業
 明るい豊かな社会を目指し、数多くのまちづくり事業を行ってきました。その中に、地域に綿密に携わる誇りと言ってよい事業もあります。しかしこれからは、ただ継続すればよいということではなく、発案当初の先輩たちの熱き心、そして事業本来の意味や目的を探ったうえで、地域社会と調和をとり事業を行うことが求められます。
 そのためには、単年度制ではありますが中期スパンで地域を考えたまちづくり事業も、視野に入れた中で運動していく事も必要であると考えます。
 進化と継承による色あせない継続事業として、たくましく生きる力を醸成し地域へ発信します。生きる力とは、変化の激しいこれからの社会を生きるために、「基礎・基本を確実に身につけ、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力。自らを律しつつ、他人と共に強調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性。たくましく生きるための健康や体力のことであり、知・徳・体をバランスよく育てること。これは子どもだけの問題ではなく、大人にも必要な力であります。
 そして、この地域の火急の問題に応えるべく、市民自ら率先してまちづくりに参画し官民が協働して創りあげる手段の確立及び周知から、地域が本当に求めているものを模索しその第一歩を踏み出します。
 また、この地域の誇りである一つに雪まつりがあります。我々の雪まつり関連事業は、地域の皆様と一緒にふるさとを愛することができるように、そして子どもたちの未来のために、より一層の進化と継承を目指します。
 地域社会からの一層の負託に応えるべく、行政・市内各種団体の皆様とお互いさま・お陰さまのより良い関係を築き、地域の皆様が自分から率先して関わることのできる運動を行い形にしていきます。地域になくてはならない頼りにされる団体になることが「明るい豊かな社会の実現」に繋がるのだと信じています。


真の公益を実現する組織へ
 公益法人制度改革に伴って、会計処理能力の向上、ガバナンスの強化などが必要とされ、今以上に公益性を視野に入れた事業構築が求められます。
 しかし、本当に大事なことは審査に向けてのテクニック論的な公益性ではなく、地域を思う気持ちであり、そこから生まれる事業こそが地域に必要なことであると考えます。
 この地域にも多くのNPOやボランティア団体が誕生しました。当然その中には我々と同じような志の元に活動している団体もあります。我々の中にも他の団体に属し活動しているメンバーもいます。だからこそ、手と手を取り合った中で、我々がこの地域において「JCだからこそ出来る」「JCでなければ出来ない」といった存在になるために、不特定多数の人々や、地域利益に寄与すべくより「公益」という道へ進むのです。


会員拡大
 青年会議所は、20歳から40歳という限られた時間の中で活動する団体です。全国的にも会員数は減少傾向で、当LOMにおいてもその状況が顕著に現れています。例えば今後入会者がいなく5年間過ぎた場合、約20数名の組織となってしまいます。それだけ、緊急の会員拡大が求められます。
 組織は「ひと」の集りです。組織を継続させるために、魅力ある事業の遂行が必要であり、魅力ある事業を遂行するには・・・魅力ある「ひと」、すなわち志を同じくするこの地域を愛する多くの仲間が必要です。
 メンバー一人ひとりがこの組織に誇りと責任を持ち、我々の運動が地域を変え、社会を変えるのだと自信をもって市民に発信し伝播します。そして、熱い情熱と高い志をもって、LOM一丸となり会員拡大に取り組みます。


情熱ある組織へ
 現在、会議等はパソコンを用い、何枚ものしっかりとした議案書の作成。そして、基本であるロバート議事法によるスムーズな運営と、公益法人を念頭においた適正な会計処理が行われています。しかし、会議のための議論、形ばかりの議案書の作成になっていませんか。少し顔を上げ、家族を、地域を見つめ直し議案書の向こう側にある、何のために行っているのかを思い出しましょう。
 まちづくりであるJC活動に対して、無関心・他人事であってはいけません。愛情の反対は無関心と言われます。一人ひとりが、愛情をもち真剣に向き合うことが必要であると考えます。
 この地域だけの価値観にとどまるのではなく、出向という素晴らしい機会により、今まで出会ったことのないような人に出会い、そこから生まれた強い絆は生涯の宝となります。自分だけの価値観ではなく、多くの仲間と切磋琢磨し、情熱に触れ合うことでより愛情ある活動ができます。また、我々がこうしてまちづくりを行えるのも、家族・家庭、地域や社会の支えがあってのものです。感謝の心を持ち熱く取り組める組織にしていきましょう。


最後に
 幼いころ、夏になると町内主催の小さなお祭りがあり、それをとても楽しみにしていたのを、今でも覚えています。友達を誘いあい、お神輿を担ぎ、夜店に行ったものです。こうしたお祭りなどの地域季節行事を通した中で、そこに関わる大人から、思いやりの心や助け合いの気持ち、マナーやルールなど自然に教えてもらい、時には叱ってくれる場でありました。
 そして現在私は、そのお祭りに自分の子どもを連れ、率先して参加しこの小さなコミュニティを盛り上げています。
 笑顔あふれる地域の創造とは、こんな小さくともたくましく生きる力が地域で育てられ、それを守り繋げる事の出来るように、我々JCが未熟ではあるけれど、率先して自らの一歩を踏む出すことだと考えます。子どもたちが「このまちが大好きだ」と胸を張って言えるように。

2010年度 スローガン

未来へ、Let’s GO!


■基本方針
 ・ひとづくり事業の実施
 ・市民の政治・まちづくり参画による、市民協働のまちづくり
 ・たくましく生きる力を育む事業の実施
 ・会員拡大と組織強化
 ・公益法人改革への取り組み(組織連携、情報発信)
 ・日本青年会議所、北陸信越地区協議会、新潟ブロック協議会への積極的な事業参画