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第57代理事長 涌井紀秀

第57代理事長


涌井 紀秀


有限会社涌井工業


2002年 入会
2004年 新潟ブロック協議会
  会員交流委員会 委員
2005年 新潟ブロック協議会
  事務局次長
2006年 青少年委員会 委員長 理事
2009年 雪まつり特別委員会 委員長 理事
  新潟ブロック協議会
  JAYCEEのちから想造委員会 委員
2010年 副理事長 理事
2011年 日本JC国際グループ
グローバルネットワーク創造会議VC
2012年 55周年特別委員会 委員長 理事

<基本理念>

人間性豊かな地域社会の創造に向けて

<スローガン>

  VOICE
~響かせよう、声を~

<理事長所信>

【はじめに】
 私はこのまちに生まれ育ち高校を卒業と同時に東京の専門学校に進みました。都会での生活に憧れていた当時の私にとって郷土に対する愛情も少なかったように思えます。東京で約7年間暮らしていましたが、毎年帰郷するたびに地元に対する愛着が次第に湧いてきました。それは離れてみなければ気づかなかった地元の良さが分かってきたからです。都会にはない風光明媚で自然豊かなまち、大河信濃川がもたらす大地の恵み、雪深く長い冬を耐え凌ぐ忍耐強い人々など上げればきりがありませんが、これはこのまちに住む我々にとって誇りに感じなければなりません。
 一昨年、日本中を震撼させた東日本大震災では被災者のみならず国民すべてが痛みを共有し、復興に向け共に立ち向かう姿に世界中が称賛しました。決して諦めない強い精神は郷土を愛し、誇りに思う気持ちであり、共に痛みを共有する精神は相手を思いやる気持ちの表れであります。誰もがこの姿に日本人であることを誇りに感じたはずです。このまちに住むすべての人が、郷土を誇りに思う強い気持ちと、相手を思いやる気持ちを持ち続ければ必ず明るい豊かな社会が訪れると確信しています。

【市民の政治参加によるまちづくりを響かせよう】
 2013年度このまちは重要な年を迎え、未来へと導く首長選挙が行われる年にあたります。近年、若い世代の選挙への関心が薄れ、選挙投票率の低下がみられます。市民誰もが「自分たちのまちは自分たちでつくる」という思いを持ち合わせていなければ決してこのまちの未来は良くなりません。市民の参加こそがまちづくりへの第一歩と考え、積極的な政治参加を促すために公開討論会などを実施します。自分たちのまちの未来を真剣に考え、自分の一票でまちをより良いものに変えるという意識を醸成させることで、このまちを愛し、郷土に誇りを持つ市民が増えることに繫がります。その先には必ずこのまちの繁栄があると確信しています。

【市民の積極的な事業参画でまちづくりを響かせよう】
 私たちの住むこのまちは全国でも有数の豪雪地帯であります。そんな暗くて長い冬を克雪し、雪を楽しむという発想から近代雪まつりがこの地より発祥しました。近年では多くの地域で雪まつりが開催されておりますが、十日町雪まつりはそれぞれのコミュニティーでひろばを作成し、地域の特色を生かした雪まつりの集合体であります。雪まつりの本質はそこに暮らす市民が楽しみながら雪まつりに参加することで訪れた方たちも十日町雪まつりを楽しむことが出来ると考えます。雪まつりの本質をしっかりと理解し、広く市民に伝播し市民参画による雪まつりを模索していきます。
 また、2009年度から行っているJCの立場だけで考えるのではなく市民が主役となり意見を出し合いまちづくりにつなげる市民討議会があります。少しずつではあるが市民の声からまち
づくりが始まっています。市民が思い描くこのまちのビジョンを行政に響かせこのまちの未来の為に市民との協働によるまちづくりを行っていきます。

【思いやりの心を醸成させひとづくりを響かせよう】
 近年、相手を理解し思いやる精神が薄れてきているように感じます。自己の利益のみを考え「自分さえ良ければそれでいい」という風潮が蔓延しているように思えます。我々の日々の暮らしの中で不自由に感じられることはさほどなく、食卓には当たり前のように食事が並び、スイッチを入れれば眩しいほどの明かりがつき、蛇口をひねれば綺麗な水が出て、学校に行けば教育を受けることが出来る。我々はそれが当たり前と思っている。夜、地球を宇宙から見て地球上で一番明るいところはどこか。それは日本です。日本の国土全域が明るく照れされていて上空から見ても日本の形がはっきり理解できます。
私は2011年度、日本JCに出向し海外至る所を周りました。渡航したある国では我々が当たり前に生活している水準との差に驚きを隠せませんでした。家計を助ける為か路上で物売りをする多くの子どもたちの現状を目のあたりにしました。世界では約7億8千万人の人たちが学校へ行けず読み書きできないといわれています。2000年、国連では大きく分けた8つのビジョンの取り組みを宣言しました。それがMDGs(ミレニアム開発目標)と呼ばれるもので、JCI(国際青年会議所)ではグローバルコンパクト、Nothing But Nets(マラリア撲滅運動)等に取り組むことを決め、日本JCでもLOM重点依頼運動として行っております。我々も日本JCの運動に賛同し、Nothing But Netsを取り上げ、アフリカ地域における小さな子どもたちがマラリアで苦しんでいる現状を同世代の子どもたちや親たちに伝えたいと考えています。我々の国では考えられない諸問題が貧しい国では当たり前のようにおこっている現実を理解して頂くことで市民の意識が「人を思いやる、このまちを思う」へと醸成されていきます。

【個人の成長によるひとづくりを響かせよう】
 我々は経営者、事業主、サラリーマンと様々な立場で日々働いています。どの職種であろうともJCメンバーは企業経営者としての視点を持ち合わせていなければ、リーダーシップを発揮することは出来ません。企業経営者の使命として、雇用を守ること、地域社会に貢献する事などがありますが、私の考える企業の存在意義は雇用を守り、その家族を守りそして関係するすべてに幸福を与えることが大きな使命であると考えています。利他の精神を持ち合わせ、まちづくりには何が必要かを的確に捉え、効果的に社会貢献を実現するべくリーダーシップを発揮し、実践する企業経営者こそが地域社会で必要とされる姿であり、これほどの資質が備わっている人材が多い組織はJCだけだと確信しています。地域社会に必要とされる企業の成長はひとづくりからと考え、地域社会に対し価値ある変化もたらす企業経営者をさらに育成するべく経営セミナー、講演会を開催し地域に効果的な社会貢献がもたらされるよう、多くの市民に響かせます。

【地域に必要とされる十日町JCを響かせよう】
 「青年会議所」、「JC」を知っていますかと聞くと「2代目ボンボンの集まり」、「よく飲んでいる集団」と言われていることがあります。間違いではない部分もありますがけっしてそうではありません。我々は個人、会社から捻出した会費で「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、明るい豊かな社会の実現に向け日々活動しています。様々な分野で運動を行っていますが、我々の思っているほど市民にはJCがどのような団体なのか、またはJC自体何なのか分からない市民が多いと感じます。地域社会の為事業を行っても、我々の存在を知らないのであれば参加する市民も少なく明るい元気なまちづくりがなかなか進みません。我々だけが信念を持って活動を行っていてもJCという組織が認知されていなければ我々の運動は大きく響いてはくれません。
今日十日町JCの会員数は約50名です。最も多かったころは100名を超す会員数を誇っていました。人数が多いことがすべてではありませんが、会員が多いことで我々の運動がより広く、より大きく市民に伝播し、我々の運動に理解し参加する市民が拡大し、明るい豊かな社会へ大きく近づくことでしょう。JC運動に理解を示し、自己の成長を望む会員の拡大を行っていきます。
また、組織の拡大や運動の拡散を行うにあたり、我々の認知度を上げていくことが重要と考えています。その為には市民に響く広報活動が必要であり、様々なメディアを活用し我々の目的、活動を広く市民に伝播させて行きます。広く市民に響く広報活動とリンクする事により会員の拡大、JC運動の拡散されて行くことでしょう。

【結びに】
地域の為のまちづくりを行っている団体はJCだけではなく多く存在しています。皆どの団体も地域の為活動しているわけですが、数ある団体が同じことを行っていてはそこに無駄が出来てしまうと感じます。我々JCは日本全国に存在し、世界各地に同じ志を持ち合わせた仲間がいます。差別化をはかり世界各地の同志とのつながりを活用しJCにしか出来ないまちづくり、人づくりを行うことで必ず地域に必要で愛される団体に成長していきます。その為にはJCの存在意義をメンバーがしっかりと理解し、明るい社会の創造に向け決してあきらめない夢を持ち続ける事が必要です。

                夢の八訓
            夢のある人は希望がある
            希望のある人は目標がある
            目標のある人は計画がある
            計画のある人は行動がある
            行動のある人は実績がある
            実績のある人は反省がある
            反省のある人は進歩がある 
            進歩のある人は夢がある
                      吉田 貞雄(学者、評論家)

事業を行うことだけが目的ではありません。我々の運動が市民の方にどのように響いたのかを検証し、見つめ直すことで次代に繋げられ、さらに大きく響かせることが出来ます。我々は失敗を恐れてはいけない。我々の英知と勇気と情熱をもって行動すれば必ず夢は実現へと向かっていきます。我々も市民と共に「このまち」と思う気持ちから、誇りに満ち、郷土愛溢れる「私のまち」へと醸成されるよう声を響かせ進んで行こう。


<執行部メンバー>

役 職 氏 名 勤務先
直前理事長 山田 剛 山田建工株式会社
副理事長 中林 寛暁 学校法人十日町女学園十日町服飾専門学校
副理事長 佐野 剛士 有限会社佐野写真館
副理事長 柳 典孝 株式会社柳庄商店
専務理事 大島 博 大島電気株式会社